テレワークでの体調管理 -フィジカル編-
みんなの健康管理室
産業保健師の木村です。
12月になり、年の瀬も押し迫ってきましたね。
朝晩は冷えるようになり、私は布団から出るのも一苦労です・・・。
さて、日本国内での感染状況は小康状態とはいえ、世界では新たな変異株「オミクロン株」が急拡大しています。
コロナ禍を機にテレワーク(在宅勤務)を取り入れた企業も多くありますが、皆さまの勤務先はいかがですか?
緊急事態宣言の解除を受け、これまで通り出社しての勤務になった方、
継続してリモートワークの方、出社とリモートワークの併用の方。
色々な方がいるかと思います。
急激な環境変化で体調を崩す方もいらっしゃるので、
今一度、テレワークでの体調管理のポイントをふたつ、お伝えできればと思います。
まず一つ目。
作業の環境を整えること。
テレワークができる環境の方は、PC作業をされる方がほとんどだと思います。
PC作業ができる環境=机とイスがあれば大丈夫!ではないんです。
家庭は生活の場なので、業務最優先の環境を作るのはなかなか難しいとは思いますが、
イスの高さを座布団やクッションなどで整えるだけでも違います。
足裏がしっかりと床につき、膝先が座面と真っ直ぐになるのが理想的です。
机の高さはひじが直角を保てるのが理想的です。
机の高さを変更するのはなかなか難しいと思うので、椅子の高さを調整する際は座った時にひじの角度がどうかも併せて調整してください。
それから、ディスプレイの高さ。
調整されない方が多いのですが、せっかく机やイスを調整しても、ディスプレイの位置によっては無理な姿勢になってしまいます。
視線がモニターの上部と並行になる位置が理想です。ノートPCをお使いの方はPCスタンドなどを使って調整してください。
続いて二つ目。
意識的に身体を動かすこと。
もちろん、運動の機会があるのが理想ですが、運動習慣を作りましょう!というわけではありません。
会社ではデスクワークだからそんなに変わらないと感じる方もいるかと思いますが、
通勤で歩いたり、ランチに食堂や近くのお店に行ったり、社内でも会議のために移動したり、
と案外身体を動かす機会があります。
自宅でテレワークの場合はどうでしょう?
まず、通勤で歩くということはないですし、ランチも自宅が多いと思います。
会議はオンラインが基本です。
こうして考えると、テレワークは運動量が少ないことがわかります。
オフィス内なら移動が必要な予定がひとつの区切りとなって、姿勢を変えることができますが、
テレワークでは同じ姿勢のまま、という事が多いと思います。
作業時間を区切る、ストレッチをルーティンに組み入れるなどして、同一姿勢のままにならないようにしましょう。
肩を回したり、軽く屈伸するだけでもOKです。
今回はフィジカル面の体調管理についてのアドバイスでした。
次回はメンタル面の体調管理について伝えしたいと思います。
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