気持ちよく起きるには「早く寝る」のか「早く起きる」のか?

みんなの健康管理室
産業保健師の木村です。

 

6月も中旬になり、全国的に梅雨入りとなりました。
どんよりしたお天気につられて、気分もどんよりしてしまったり
なんだかだらだらと起きられずにいませんか?

「朝、すっきりと目覚められない。気持ちよく起きる方法はないですか?」
「翌朝きちんと起きられるように早く就寝しているのに起きられない」

そんな声が聞こえてきそうです。
実際に、朝なかなか起きられないけどどうしたらよいか?
と聞かれることはたくさんあります。

 

朝すっきり起きられない理由は色々考えられます。

そもそもの睡眠時間が足りていないのかもしれないし、長さは十分でも睡眠の質が悪くて疲れがとれていないのかもしれません。

その前に朝、決まった時間に起きていないかもしれません。

睡眠の関係するホルモンのひとつに「メラトニン」があります。
メラトニンは朝起きて目に光が入ってから14~16時間後に分泌されて眠りを促します。

睡眠には他の要素もたくさんありますが、
起きてから14~16時間後に眠くなるのであれば、眠る時間の14~16時間前に起きる必要があります。

起きる状態になっていないのに起きないようにするのは大変です。
最初は少し大変からもしれませんが、
朝すっきり起きたいのであれば、「早く寝る」のではなく「早く起きる」をまずは試してください。

それでもやっぱり起きられない!という場合は、睡眠時間を見直してみてください。
よく、6時間程度が睡眠時間といわれていますが、
これは必要な睡眠時間ではなく日本人の成人の平均的な睡眠時間であって、必ずしも必要な睡眠時間ではありません。

一説によると、18歳以上に必要な睡眠時間は8時間15分とれされています。
2時間ほど足りていないんです。

起きる時間の14~16時間前に起きようとしているけれどすっきり起きられない場合は、
眠る時間も見直してみてくださいね。

 

気持ちよく起きるには、まず「早く起きる」ようにしてみましょう。
よりよい睡眠のためのアドバイスは以前のブログにも書いているのでこちらも参考にしてください。

 

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