より良い睡眠のすすめ:新入社員向け
みんなの健康管理室
産業保健師の木村です。
あっという間に2月も下旬に
なりました。
昨年に比べて今年は寒い日が多いように思います。日本海側では雪が降り続く予報ですし、
太平洋側もかなり冷え込むようです。防寒対策をお忘れなく。
さて、過去2回は産業保健職向けの内容をブログに書きましたが、
今回はがらりと変わって睡眠について。
大学生の方は、既に春休みを満喫中かと思います。
先日、国家試験を終えた看護学生の皆様もドキドキしながらものびのびできる期間を楽しんでいるでしょうか。
特に4月から社会人!という方は、それまでに所属組織に合わせた生活リズム(多くは”朝方の規則正しい生活”だと思います)
に整えていく必要があります。
「わかってるけど、まだ2月じゃないか!」と思っている方もいるかもしれませんが、
フレッシャーズに社会人になってからの生活リズムについて聞くと、
- 在学中は夜型になってしまっていたので、朝方にするのが大変だった
- 入社からしばらくは中々朝起きられずに親や同期に起こしてもらう事が多かった
- 平日は気合で起きているけど、睡眠不足で週末は寝てばかりの事が多かった
・・・といった声を多く聞きいてきました。
”習慣”にするには最低でも3週間かかると言われているので、今のうちに生活リズムを社会人仕様にする準備をお勧めします。
まず、夜型になっている生活リズムを朝方にするにはどうすれば良いでしょうか?
当然ですが、社会人仕様の生活リズムに合わせた時間にまずは起きてください。
その後、カーテンを開けて明るい光を浴びてください。
多少天気が悪くても、太陽の光というのはそれなりに明るいので、天気が悪くてもカーテンを開けることをお勧めします。
新入社員の方はもちろんですが、長期休暇で昼夜反転してしまった場合もスムーズに起床するのにお勧めです。
次に、予定がなかったり休日はもう少し寝ていたい!という場合でも、起床時間のズレは2時間程度までにしましょう。
休日と平日の起床時間のズレが2時間を超えると、心身共に悪い影響が出やすいと言われています。
これは、社会人になってからも同じです。
平日に6時に起床している場合は、休日は遅くとも8時には起床するのが理想です。
お休みの日に睡眠時間を長めに取りたい場合は、
遅くまで寝ているのではなく、早く寝て睡眠時間を確保しましょう。
日中、どうしても眠い!という場合は、遅くとも15時までに、30分以内の短いお昼寝を。
最後に、「平日は大丈夫だけど、週末や休日は寝てばかり」という方。
そもそも、平日の睡眠時間が慢性的に足りていない 可能性が高いです。
平日の生活リズムを見直して、1時間くらい早く寝るようにしましょう。
社会人生活に慣れるまでは気疲れもあり、思った以上に心身ともに疲れがたまり、寝不足になりがちです。
入社後は意識的に少し早めに就寝するのが良いかもしれません。
新しい生活にむけて、是非、より良い睡眠について考えてみてくださいね。
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